今回リバティ・ファブリックが発表する魅力的なコレクションは 英国の名立たるアーチストたちと共にリバティ・デザイン・スタジオが制作した オリジナルのデザインで構成されています。
デザイン 今シーズン、リバティ・デザイン・スタジオは幸運にも6人の著名な英国人アーチストたちとの コラボレーションが実現し、彼らにより秋冬コレクションのための11柄が制作されました。
陶芸家で、ターナー賞受賞者であるグレイソン・ペリーは、過去・現代・未来社会に相応しい斬新なプリント4柄を制作しました。 「私は以前に自分の服をデザインした時にリバティの生地を何回か使ったことがありますが、 いつもその品質の良さと柄の新鮮さに感心させられていました。 今回リバティのファブリックをデザインするという、この絶好のチャンスに飛びつきました。 制作過程の全てが、とりわけ最初のアイディアのブレーンストーミングの階段が、楽しい経験になりました。 異なる分野での仕事には異なるチャンスや限界があり、それは不思議と開放感があるものです。 販売のための生地のデザインにまつわる様々な慣習に接するのも愉快なものでした。 今回の経験の全てが楽しく、気ままな学生時代に自分の企画したものに対し デザイン・チームから「辛口の評価」をされた日々を思い出しました。」 「私の最初のスケッチの中から4柄がデザイン・チームにより選ばれ、生産されることになったことを大変光栄に思います。」 グレイソン・ペリーのプリントには、彼自身が選んだアーカイブの花柄2点にリバティ内部で手が加えられ、組み合わせされました。
ポール・モリソンは、主に白と黒で作品を作り出すことで有名な芸術家です。 通常ポール・モリソンは、色を使うことを避け、黒のアクリル系絵の具を用いてキャンバスや壁面に作品を描いています。 「私の作品は、大衆漫画や、植物画、ルネッサンスの木版画といった多様多種な視覚的言語から題材をとっています。 ですからリバティの膨大なアーカイブには魅了され、インスピレーションを得ることができました。」 ネガとポジ(白黒)のプリントで表現されたポール・モリソンの作品にマッチするように、 リバティ内部で制作されたグラフィック柄やアーカイブ柄に手か加えられました。
「私の作品は過去40年間、大衆出版文化の一翼を担ってきました。」 60年代半ば、ロンドン反体制文化(カウンターカルチャー)に傾注していたマイク・マックイナニーは、 サイケデリックなポスターや、街中の壁紙、時事絵画などを制作していました。 この中にはロンドンのアレクサンドラ・パレスで開催された「14 Hour Technicolour Dream」のポスターも含まれています。 その後マイク・マックイナニーは、グラフィックの王道を進み、「Tommy the Rock Opera」のアルバムのカバーを手掛けました。 それが、ピート・タウンゼントと彼とが共有していたスピリチュアルな思想を広める媒体となりました。 それ以降の彼の作品には、彼のイメージへのこだわりが一つの主張として反映されるようになりました。 彼の作品は権威ある媒体から新進の週末別冊誌などに掲載され、 また「ザ・サンデータイムズ」や「ノヴァ」誌などにも定期的に作品を掲載していました。 マイク・マックイナニーは今日でも創作活動を行っており、 キュレーターを務め、教鞭を執り、国内外の展覧会で作品を発表して活動しています。 「 リバティの2009年秋冬コレクションの委託を受けて、 視覚的リズムと自然界に存在する対称性や図柄のリズムを探求する良いチャンスを得ることができました。 黒のボールペンで描いた作品は、コレクションに1つのストーリーを提供します。」 Winter Dreams of Spring 春を夢見る冬 春と冬を象徴する輪のまわりで エンジェルたちが物語を紡ぎだす 幾度かの冬を経てできた鐘乳石のような氷の女王が 冷たい夜風で凍った露の結晶が 宙に浮かんだ種や躍る木々を夢見ている 猟師たちのいつものウサギとキツネのダンス 花とリボンで飾られたメイポールのまわりをクルクルと回る子供たち すべてが動く、春の調べに合わせて
ウェールズ南部で生まれたマイケル・アンゴーブは、浜辺の町バリーで育ちました。 そこは町中にビクトリア朝時代の庭園が点在するところで、広大なかつての造船所の廃墟が彼にとっての遊び場でした。 この子供時代の経験が、マイケルの芸術の基礎を築きました。 マイケルはイタリアのニットウェア・デザイナー、Fuzzi Spaのもとで経験を積みました。 その頃彼は、ジャンポール・ゴルチェをはじめとした多くのデザイナーの仕事も手がけました。 ロンドンに帰ってからは、インテリア及びファッション・コンサルタントの仕事をしたり、客員講師を務めたり、 また南ロンドンの自由奔放なギャラリーで個展を開いたりしています。 現在マイケル・アンゴーブは、オーダー・メードの壁紙を扱う会社の設立を進め、 古い掘り出し物に美しい刺繍を施したアイテムを制作しています。 マイケル・アンゴーブは、その見事なフォトレアリズム的な作風を「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」と自ら称し、 今回2009年秋冬用に2点のアートワークを制作しました。 「 リバティ・ファブリックのために少し違ったことをしてみたかった。 どこかおかしく、ストーリー性のあるような(カンバセーショナルな)ものをやってみたかった。」 ビー玉や、タンポポ時計が、リバティ内部で制作された植物画のスケッチとよく調和します。
IbidギャラリーのANJスミスは、引く手あまたの現代「ミニチュア・シューレアリスト画家」です。 Anjはこれまで2度の個展を開き、今後は海外での個展やグループ展開催の予定が目白押しの状態です。
サイモン・ハートは、ウエスト・コースト・アーチストとして成功を収めた人物で、「アート・グループ」のメンバーでもあります。 サイモンはナイーヴ・アートや「セント・アイブス・スクール・オブ・アーチスト(St Ives School of Artists」から インスピレーションを得ており、彼の作品にはその影響が見て取れます。 「 芸術家、そしてデザイナーとして自分のアイデンティティーを最も顕著に現すファブリック2点の制作依頼をリバティから受け、 それを達成する最善の方法として、これまでの私の作品を形作ってきたイメージの源泉に立ち帰ることにしました。 さらに、私がこれまでアートワークを制作する際に用いてきた2つの際立った手法を見直してみることにしました。」 シケイン:コラージュから成るこの作品は、アンティークのブリキ玩具やレーシング・カーに対するサイモンの愛着がインスピレーションになっています。 クール・コースト:サイモン・ハートが熱中しているフィッシング・ボードや湊、コーンウォールへの冬の旅を題材にしています。
カラー リバティ・アーカイブからとったデザインがヒントになって、2009年秋冬に向けての6つのカラー・パレットである、 スケッチ、アール・ヌーボー、ランドスケープ(風景)、ペイズリー、レジスト(抵抗、防染)、アブストラクト(抽象)が生まれました。
2008年春夏のベスト・セラーになった色の中からヒントを得た、深みのあるトーナルなブルーのストーリーです。 アーツ・アンド・クラフト運動により守られてきた、リバティ初期の抜染、防染プリントに見られた感覚のインディゴのパレットです。 1880年代の藍染のシルクやデボレ、ブロケード、1920年代の豪華な織物といった、 それぞれの時代の最も豪華なファブリックの色からヒントをとっています。 オーバープリンティングによりブルーのトーンが層に重なり、影と深みを生み出します。 「プリントのハロー(かさ)」からくるブラウンやクリームは温かみを加えます。
リバティ・デザイン・スタジオには様々なアイディアを実験するという伝統がありますが、 それが特に花開いたのが1960年代から1970年代にかけてでした。 当時の最高峰の美術大学との強い絆、大陸から持ち帰ったコレクション、新卒の学生への仕事の委託といったことを背景に、 個性的なデザインの折衷主義的でエキサイティングなミックスが生まれました。 酸味のあるアシュド・カラーは1950年代に導入され、1960年代のパープル、1990年代初期の原色が取り入れらています。 この最もモダンなカラー・パレットは、強く濃い色相からなる豊かでビビッドなトーンでつくられています。
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