ドレスの代表的なデザイン
プリンセスライン
Aライン
エンパイアライン
マーメイドライン
スレンダーライン
プリンセスライン
付けられた名前の通り「プリンセス=お姫様」を連想させるデザイン。
なんとなく、憧れのディズニー映画の登場人物のよう。
元は、英国のエドワード7世の皇后アレクサンドラが、プリンセスの時に愛用していたことからこの名前が配された、という、名実共に華やかで歴史のあるドレスです。
デザインは、シンプルなAラインのドレスに比べ、スカート部分の「ふんわりとした膨らみ」が大きな特徴です。
「パニエ」と呼ばれる、ドレスのラインを美しく見せるためのアンダースカートで、生地にボリュームを持たせ、スカートの広がりをきれいに演出しています。
「可愛らしい」印象にしたい方や、ビスチェとスカートの素材を変えて、「ドレスを楽しみたい」方などに、特におすすめです。
また、プリンセスが着るドレスの象徴でもありますが、素材の見せ場が多く、生地の特徴を活かした「素材にこだわる大人の女性」をテーマに雰囲気づくりをするドレスにもおすすめです。
おすすめの生地
サテン
シャンタン
タフタ
レース
オーガンジー
チュール
MORE INFOMATION
Aライン
ウェディングドレスの王道とも言える「Aライン」
一般的に、上半身はすっきりとしてコンパクト、 ウエストから裾にかけて流れるようなラインで構成されたデザインが 特徴的です。
全体的にシンプルで、アルファベットの「A」の形を思わせるこのドレスは、1955年に著名なファッションデザイナーの 『クリスチャン・ディオール(Christian Dior)』によって発表されました。
この普遍的とも言える、洗練されたデザインで多くを魅了した「Aライン」は、セレブなど裕福層をはじめ、一般の民衆にまで大いに受け入れられ、ゆく果ては、あらゆる洋服のアウトラインを表す言葉として用いられるようにまでになりました。
比較的体型を選ばず、シンプルでエレガントな印象を持ったデザインで仕立てに用いる生地や素材感を優先してイメージしたり利用したい会場や利用シーンなどを優先してイメージしたり、様々なアプローチからイメージできる万能ドレスといえます。
おすすめの生地
サテン
シャンタン
タフタ
ジャガード
オーガンジー
レース
MORE INFOMATION
エンパイアライン
8世紀末のフランス革命後、新古典主義の流れから古代ギリシャや古代ローマを理想の対象とし、古代ギリシャの女神「ヴィーナス」をイメージしたドレスとされる神秘的な印象の「エンパイアライン」。
フランス皇帝ナポレオンの王妃ジョゼフィーヌが好んで着用したことから「皇帝=エンパイア」の名で呼ばれる様になったと言われています。
ウェディングドレスの多くは、ウエストからの切り替えが多いのですが、このエンパイアラインでは胸下から切り替えられ、スカート部分が裾に向かって自然に広がっていく、フレアなシルエットとなるのが大きな特徴です。
華のあるプリンセスラインに比べると、少々大人しい印象となりますが、上品かつ可憐、そして、清く美しい雰囲気を持ったシルエットです。
また、ハイウエストなため、スタイルアップ効果もあり、胸下からスカートが広がることで、お腹まわりを締め付けないのもポイント。妊婦さんなど、授かり婚の方にも特におすすめです。
おすすめの生地
サテン
シャンタン
チュール
ジョーゼットシフォン
レース
MORE INFOMATION
マーメイドライン
2011年、モナコ王妃シャルレーヌ妃の挙式において、スレンダーなボディラインを際だたせるこの「マーメイドライン」のドレスが採用され、その美しいシルエットに世界の目は釘付けになりました。
女性らしいボディラインを魅力的に見せるこのドレスは、身体のラインが強調され、初見では色っぽい印象を与えますが、一度歩き出すと、裾の部分の優雅な動きに目を奪われ雰囲気においても女性らしさを存分に表現するドレスといえます。
身体の輪郭をなぞるように、ピッタリと膝の位置までフィットしながら、ひざから裾にかけて「人魚」の尾ひれの様に広がった特徴的なラインをしていることから、この名前がつきました。 日本ではプリンセスラインやAラインのドレスが人気ですが、欧米においては、非常に人気の高いデザインです。
また、この特徴的なラインは、スタイリッシュな印象を与えると同時に動きやすさや取り回しの良さも兼ね備えており、移動導線が確保しにくい場所や、動きの多いシーンなどにもおすすめです。
おすすめの生地
サテン
シャンタン
ジャガード
オーガンジー
ジョーゼットシフォン
レース
MORE INFOMATION
スレンダーライン
名前の通り、全体がスレンダーなシルエットのドレスです。スカート部分のボリュームは他のドレスに比べ控えめで、別名では「ペンシルライン」とも「スリムライン」とも呼ばれています。シンプルにすっきりと、縦に伸びたラインが特徴。
デザインによって差は出ますが、マーメイドラインと同様に 身体のラインが強調され、スタイリッシュで大人っぽい印象になります。動きやすさや取り回しも同様で、レストランウェディングやガーデンウェディングなど、少人数の結婚式に向いているデザインです。
近年では特に、シンプル志向の高まりや花嫁さまの平均年齢が上がってきたこともあり、注目を集めているデザインのひとつです。
効果の面では、ボリュームのあるラインに比べて全体の膨らみが少ない分、ドレス生地の面積も少なく済むことから、着こなし方によって華奢な雰囲気を演出することもでき、生地量が少ない分、コスト面での効果も期待できます。
おすすめの生地
サテン
シャンタン
ジャガード
チュール
ジョーゼットシフォン
レース
MORE INFOMATION