タナローン生地の特徴
「タナローン」とは、非常に細い糸で編まれた上質な綿を使用したコットン生地で、リバティ・ファブリックスを代表する生地素材です。
横糸に100番手の糸・縦糸には70番手の糸を使用しています。
タナローンという独特の名前は、エチオピアのタナ湖の近くの綿花を原料として使っていたことから名付けられたと言われていて、シルクの光沢や肌触りをコットンで実現するためにリバティが独自に開発しました。
タナローン生地に使われている綿花は、繊維が通常の綿花よりも長い、長綿花といわれる種類が使われているので、薄くて軽く、織の密度が高くてしなやか。豊かなドレープ性があり、柔らかな肌触りが特徴です。
そんなタナローン生地は、ご自宅でも洗濯ができます。
しかも、干すときにシワを伸ばして陰干しをすることで、色褪せを防ぎ、長く愛用することができます。アイテムによってはノンアイロンで着用出来ます。
一度袖を通すことで、リバティ・ファブリックスのタナローン生地を愛用したくなる理由がよく分かるので、ぜひ着心地を確かめてみてください。
リバティ・ファブリックスの『コレクション』について
リバティ・ファブリックスのタナローン生地は、定番柄(リバティジャパン呼称:エターナル)コレクションとシーズン柄(リバティジャパン呼称:シーズナル)コレクション、それ以外のコレクション(リバティジャパン呼称:カプセル)とに分かれています。
定番柄(エターナルコレクション)は伝統的なリバティプリント柄が集められていますが、その年その年を反映する新たな柄が加わり、入れ替わる、変化し続けるコレクションです。
シーズン柄(シーズナルコレクション)は、その年のシーズントレンドを研究し反映した新作柄が、春夏(Spring&Summer = SS)コレクションと秋冬(Autumn&Winter = AW)コレクションとして発表されます。 コレクション毎にテーマを持っていて、定番柄の伝統的なデザインとは趣の異なる柄も展開されます。 こちらは発売日が毎年決まっていて、春夏コレクションが12月1日、秋冬コレクションが7月1日です。 リバティファンは、誰もがこの日を心待ちにしています。
カプセルコレクションは、シーズナルコレクション以外のコレクションです。 柄数はシーズナルコレクションより少なくなりますが、毎年様々なコレクションが企画されます。 歴代のコレクションでは、花柄をテーマにした「ヘリテージ・コレクション」や西洋における美術様式の歴史を巡った「リバティ・ギャラリー」等がありまして、クリスマスコレクションやサンリオとコラボしたコレクションもこちらに該当します。
リバティ社では、タナローン生地以外の異素材もこちらのコレクションに分類されます。
初めは複雑に思われるかもしれませんが、発売時期がある程度固定されているので、長年のファンの方は、通年の感覚で購入予定を立てていらっしゃる方も多いようです。
尚、コレクションは分かれていますが、どのコレクションでも全て同じくタナローン生地が使用されています。 天然繊維ですので、生産された年やその際の環境、またはプリントの技法、使用されるインクやその数といった、様々な要因によって、風合いの差は多少ありますが、生地の厚みや織の密度は同じものになります。 そのため、夏に秋冬コレクションの柄を着たり、もちろんその逆もOKです。 自分の好きな柄を好きなタイミングで楽しめるのが、リバティ・ファブリックスのタナローン生地。 ブラウス・チュニック・ワンピース・スカート・メンズシャツ・子供服など幅広いアイテムに使用できます。 自分のために、また大切な人のために何かを作られるとき、当店は自信をもって、こちらの生地をおすすめいたします。
商品情報 | |
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生地幅 | 110cm デジタルプリントは染色機械の仕様により108cm幅で耳にロゴ無しの柄があります。 |
価格 | 3,630円/m(税込)(30cmから10cm単位のご注文となります) |
ネコポス対応 | 3.0mまで |
生地の種類 | タナローン生地(綿100%) |
用途 | ブラウス・チュニック・ワンピース・スカート・メンズシャツ・子供服 |
水通し・地直しについて |
リバティ・ファブリックスでは布地を生産する工程で水に浸す箇所が多数ありますので、一般のコットンと比べると、縮みはほとんどありませんが、裁断前に水通しと地直しを行っておくと安心です。 水通しは、生地を大きめに畳み、洗面器などに水を張って、2時間ほど、浸しておきます。 脱水は、洗濯機で行う場合は時間は10秒くらいで、設定を一番弱くしてください。脱水の設定が強かったり、脱水時間が長いほど、シワや地の目の歪みの原因になります。 手間がかかってしまいますが、洗濯機は使わずに、乾いたバスタオル等で挟むようにして、残った水気を取っていただくと、余分な力が加わりませんので、シワや歪みを防ぐことができます。 または、ポタポタと水が滴るくらい濡れた状態で干すと水分の重みでシワが伸びます。 水気を切ったあと、布を広げて、半乾きになるまで、陰干ししてください。直射日光は色褪せの原因になりますので避けましょう。 地直しは、水通し後、半乾きの状態で行います。 生地の裏からドライアイロンをかけて、織り目のタテ糸とヨコ糸を直角に整えます。 このときに布地は、完全に乾かしてください。 地直しの際の、アイロンの温度は中温に設定します。 アイロンを滑らせると、色味によってはテカってしまうので、滑らせずに置くようにして、アイロンをかけてください。 裏側からか、表側からかける場合は、あて布をしましょう。 アイロンを使っても、なかなか戻らないとき、機械の力や長い時間をかけて地の目が歪んでしまったものは、人力では戻らないこともございます。 一通り地直しをして、それでも戻らない場合は、その状態が生地にとって安定した状態になりますので、お洗濯をしてもそれ以上は歪みません。そのまま使用されてください。 |
お手入れ方法 |
ご自宅でお洗濯ができます。 手洗い、または、ネットに入れて洗濯機のドライやおしゃれ着コースをお選びいただくのがオススメです。 色の濃いものは、最初の数回は色移りに注意してください。洗剤は、中性洗剤もしくは弱アルカリ洗剤をご使用ください。 水通しと同じく、脱水は、時間は10秒くらいで、設定を一番弱くしてください。 手洗いをした後の脱水は、洗濯機を使わずに、乾いたバスタオル等で挟むようにして残った水気を取っていただくと、余分な力が加わりませんので歪みを防ぐことができます。 または、ポタポタと水が滴るくらい濡れた状態で干すと水分の重みでシワが伸びます。 他の衣類と絡むことで、お洋服へダメージを与えてしまいますので、大切なお洋服の場合は、単独洗いを行ってください。 干すときに形を整えつつ、生地を両手で挟んで軽くたたき、大きなしわを伸ばします。 変色や黄ばみを防ぐために、陰干ししてください。 アイテムによっては、干す際にシワを伸ばすと、ノンアイロンで着用できます。 アイロンは中温に設定して、滑らせると色味によってはテカってしまうので、置くようにしてアイロンをかけてください。裏側からか、表側からかける場合は、あて布をしましょう。 |